東京都内のあらゆるスポットを取材し尽くしている東京ウォーカー編集部が、5月20日発売号の「住みたくなる街」コーナーで取り上げた糀谷(こうじや)駅。京浜急行空港線の駅で大田区中部にあり、羽田空港や品川駅へのアクセスに優れた場所にある。今、糀谷駅周辺では2000平方メートルにわたる大規模な再開発工事が行われており、単なる通過駅ではなく“わざわざ訪れたい駅”へと変わりつつある今後の注目エリアだ。
糀谷駅のおすすめポイントはなんと言っても活気あふれる商店街。糀谷商店街と西糀谷商店街の二つがあり、親しみやすい昔ながらの店が連なっている。新鮮な魚介を築地から毎朝仕入れ、海鮮丼の販売も行っている鮮魚専門店「魚悦」や、揚げ物が一日数百個も売れるという「肉の太田屋」は、古き良き商店街の風情を感じられる老舗店だ。天然温泉の露天風呂を備える銭湯「幸の湯」も地元で愛され続けている癒しスポットである。
一方、欧風デリを取り揃える「Deli × Dessert obi」と、本格的なイタリアンを堪能できる「リストランテ ダ トシユキ」はどちらも開業5年以内の比較的新しい店。オシャレでモダンな店も続々と増えており、新旧が織り成すコントラストが地区の住人を飽きさせない要因になっている。
住居、商業施設、公共施設などが入った2棟の駅ビルが建つことは再開発(2016年完了予定)の決定事項。環八道路と蒲田駅に挟まれたエリアが防災地区として整備されることなども決まっている。
“昔ながらの人情”と “再開発の勢い”が調和し、さらに暮らしやすい街へと進化し続けている糀谷駅。これからの変貌ぶりに期待したい。【Walkerplus】