【連載「ポッター平井の激推しアイドル!」番外編】 AKB48の中心メンバーとして駆け抜けた大島優子の8年間に感謝の意を込めて… 「大島優子感謝祭」レポート!

関西ウォーカー

AKB48からの卒業を間近に控えた大島優子が5月5日、インテックス大阪・2号館で、ソロイベント「大島優子感謝祭」を開催!抽選でプレミアチケットをゲットした約3000人のファンとの交流を楽しみました。

大阪では最後のステージとなったミニライブの模様を中心にレポートします!

卒業セレモニーが行われる予定だった3月30日の国立競技場公演が荒天のため中止になるなど、“嵐を呼ぶ女”を自称する大島優子らしく、当日の大阪は雨。しかし、会場は屋内のため、天候に左右されることなく、13時過ぎにミニライブがスタートしました!

1曲目は、第2回AKB48選抜総選挙で初の1位を獲得し、センターでパフォーマンスを披露した『ヘビーローテーション』。2010年8月の発売からまもなく4年を迎えようとしている今も、カラオケの定番曲として愛され続け、MVの再生回数も1億回を突破したという、AKB48の代表曲であり、大島優子の代名詞ともいえるこの曲をソロで披露すると、もちろんファンは総立ちで大盛り上がり!

MCではまず「今日は<大島優子ファン感謝祭in大阪>に来ていただきまして、本当にありがとうございます!」と感謝の意を伝えた後、中止になった国立競技場公演に触れ、「あの時はすごく悔しかったし、悲しかったんですけど、中止になったというのは、まだAKBにいなさいって神様が言ってくれたのかなと思っています。3月30日にもし卒業セレモニーをやっていたら、何か一区切りありすぎて、AKB48としていられない自分だったかもしれないと思うと、あの時、中止になって、今もAKB48の大島優子として感謝の気持ちを伝えられるというのが良かったのかなと、ポジティブに考えています」と前向きにコメントしました。

2曲目にバラード曲『あなたがいてくれたから』をしっとりと歌い上げると、3曲目は『To be continued』。会場は<優子コール>が響き渡り、AKB48チームKのイメージカラー、緑のサイリウムが揺れます。ステージからはどんな光景が広がっていたのでしょうか?

「それでは、もうなかなか歌うことも少なくなると思うので、この歌をしっかりと歌わせていただきたいと思います。『泣きながら微笑んで』」。4曲目に披露したのは、大島優子初のソロ楽曲。歌詞を丁寧に、噛みしめるように歌う彼女の姿を見て、泣きながら微笑んでいたファンの方も多かったことでしょう。

そして「卒業まであと1ヶ月なんですよ。握手会で皆さんに会う度に、もうすぐこの温もりを感じなくなるんだって少しずつ思い始めています。<卒業してもバラエティに出てよ>とか、<優子ちゃんのお芝居好きだよ>とか、<あのドラマで知ってファンになったんだよ>って言っていただけたりすると、直接そんな声が届かなくなるっていうのは、こんなにも自分の未来が不安になるのかなって、すごく思いました。でも・・・」

彼女の大きな瞳から溢れ出した涙が頬を伝います。<頑張れー!>というファンの声援に対して「頑張るよ!だって自分で決めたんですもん、卒業するって。」

この時、彼女も泣きながら微笑んでいました。

「だから覚悟はしているんですけど、背中を押していただけたら嬉しいです!」と、第1回AKB48選抜総選挙での自らの名言「私の背中を押して下さい!」を思い出させるコメントを残した後、「最後に、皆さんに私の言葉でちゃんと気持ちを伝えたいと思います。8年間、AKB48として活動してきた中で、私は本当に多くのことを学びました。AKB48があって、私の人生は大きく彩りました。そこで出会えた皆さんに成長させていただいて、大島優子という人間を作っていただいたと思います。一人一人が私にとって、かけがえのない存在です。今後も私は皆さんに支えられながら、ここから自分の一歩として踏みしめていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!そして、AKB48の大島優子とはサヨナラということで、本当にありがとうございました!」

ミニライブを締め括る5曲目は、AKB48の大島優子にとってのラストシングル『前しか向かねえ』を心を込めて熱唱し、ステージを後にしました。

その後、ステージのビジョンでAKB48の新曲『ラブラドール・レトリバー』(5/21発売)に収録される大島優子卒業曲『今日までのメロディー』のMVを解禁!

秋元才加・河西智美など、同期の卒業生10名が登場するシーンには彼女もビックリ!

自ら「私らしい卒業MV」と語るように、自然体の大島優子が収められています。

会場内には、124着もの衣装や、プライベートコレクションのスニーカー40足、生写真557枚、年表&パネル写真、「日本レコード大賞」の大賞受賞盾、AKB48選抜総選挙で1位を獲得したメンバーのみが座れる椅子など、「大島優子ミュージアム」と称した、AKB48加入から現在まで、大島優子の8年間の歴史を辿る展示スペースも!

ライブ後の記者会見で、AKB48としての8年間を振り返り、「あまりにもあっという間すぎて、夢というより、ウソだったみたいって感じです。8年間の出来事全てに感謝したいと思います。AKB48は、私にとって財産です!」

7歳で子役として芸能界デビューしたものの、高校生の頃、真剣に大学進学を考え、ラストチャンスとして挑んだAKB48のオーディション。そんな彼女がトップアイドルとして、最後のステージに立つ6月8日の東京・味の素スタジアム。

「全国のAKB48のファンの皆さんにお願いです。てるてる坊主を作って下さい!1人最低1個、最高100個?(笑)」

6月8日、笑顔で旅立っていく彼女に、私たちはこう語りかけるでしょう。

「ゆうこ、8年間ありがとう!」。そう、泣きながら微笑んで・・・。

【取材・文=ポッター平井】

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