フリースタイルモトクロス(FMX)は、速さや高さなど、アクロバティックで“過激(エクストリーム)”な要素を持った「エクストリームスポーツ」のひとつ。その世界大会「Red Bull X-Fighters World Tour」が、5月24日(土)・25日(日)に大阪で開催される。
モトクロッサーという競技専用バイクに乗り、コースに設置された大小さまざまなジャンプ台を使ってダイナミックに宙を舞う。空中でハンドルから手を離したり、バイクを寝かせたり…数々の技を繰り出す激しいスポーツだ。
この世界規模で開催されているトーナメント形式の大会では、各国ライダーの一連の技を「バリエーション」「難易度」「スタイル」「コースの使い方」「エナジー」の5項目に分けて採点。より優れた得点を叩き出した選手が勝ち抜いて行く。
2001年にスペイン・バレンシアでスタートし、マドリード、ロンドン、ローマ、ドバイなど、世界各地で開催されている。2013年には、大阪で初のアジア大会が行われ、ホームグラウンドで戦った東野貴行が日本人として初優勝!会場に訪れた1万人以上のファンを熱狂の渦に。そして今年も2103年と同様、大阪城をバックにした西の丸庭園のドラマチックな特設会場がアジア唯一の開催場所として選ばれた。
25日(日)の本戦には、東野貴行を含めた昨シーズンのランキング6位までの選手と、海外のプロライダーの中から選ばれた5名の選手を加えた11名が参加。また、24日(土)に行われる日本人予選で勝ち抜いた1名も出場枠を獲得できる。日本人予選のシード選手"DAICE"こと鈴木大助は「英吾くんの名に恥じない代打を務めたいと思っています」と、2013年の大阪大会直前の練習中に、不慮の事故で亡くなった日本を代表するプロライダー、佐藤英吾への思いを語っている。
大阪会場にはかぶりつきの特別観覧席が設置されており、選手へ歓声が届くほど距離が近い。手に汗握る緊張感が味わえる熱く激しい“エクストリーム”バトルを目撃しよう!(関西ウォーカー)