小西彩乃(16歳)・山邊未夢(17歳)・新井ひとみ(16歳)・中江友梨(16歳)・庄司芽生(16歳)の5人組ガールズ・ダンス&ボーカル・グループ「東京女子流」。
2010年の結成以来、ライブをメインに活動してきた彼女たちですが、今年3月に公開された『5つ数えれば君の夢』で映画初主演!そして、5月23日から全国公開中のホラー映画『学校の怪談-呪いの言霊-』にも主演し、女優としての活動も本格スタートさせました。
そこで、大阪出身のメンバー、小西彩乃と中江友梨に、映画『学校の怪談-呪いの言霊-』スペシャルインタビューを敢行!
●本名と同じ役名を演じる難しさ
『学校の怪談』は、原作本累計270万部、4本の映画シリーズ、アニメ、ドラマ、ゲームと、20世紀の日本にホラーブームを巻き起こした伝説的作品。この度、『催眠』('99)、『感染』('04年)、『シャッター』('08年)などの落合正幸監督の手によって、15年ぶりにスクリーンに復活しました。
その主演に抜擢されたのが、我らが東京女子流!
今作では、彩乃・未夢・ひとみ・友梨・芽生と、本名と同じ役名で演じています。
「役名が<彩乃>って聞いた時は、自分じゃんって思ったんですけど、自分とは違う<彩乃>なので、どんな人物なのか作り込むところから入りました。あと、お互いを名前で呼び合う時が大丈夫かな?と思って、そういうところを気をつけました。」(小西)
●おすすめのシーン
映画の舞台は、とある高校。新井ひとみ以外のメンバーは1年3組の生徒役ですが、特におすすめのシーンは?
「私はやっぱり保健室のシーンですね。いろいろ苦労したので。」(中江)
友梨ちゃんは、体育館の倉庫のシーンも印象的です。
「ひとみがメインのシーンなんですけど、トイレのシーンがすごい怖かったです。目を3分の1ぐらい開けて観ていました。」(小西)
●猛暑との戦い
撮影は去年の夏、東京や静岡などの廃校で行われました。
「怖がる演技をする時に、暑くて酸欠になりそうでした。」(中江)
「みんなでひとつの部屋に閉じこもって、叫んだり、わめいたりしないといけないシーンがあって、本当に暑かったので、すごい汗をかくんですけど、制服の色が変わっちゃうんですよ。それを何度も乾かしたりするのも大変でした。」(小西)
●撮影の合間の楽しみ
そんな猛暑の中での撮影の合間の楽しみは、夏には欠かせないあの食べ物!
「かき氷器があって、かき氷を食べるのが楽しみでした!スタッフさんが小豆とか、練乳とか、いろいろ持って来てくれて、すごい美味しかったです!」(小西)
●共演の石橋杏奈さんとは・・・
物語の鍵を握る<詩織>役を演じているのは、注目の若手女優、石橋杏奈さんですが、実は、東京女子流のメンバーとは共演シーンがありません。
「控室で一度お会いしただけで、石橋杏奈さんの演技を観たことがなかったので、あっ、こうなってるんだ!とか、映画を観てからわかったことも結構あります。」(小西)
●主題歌はもちろん東京女子流!
映画の主題歌『十字架~映画「学校の怪談-呪いの言霊-」Ver.~』を歌うのは、もちろん東京女子流!映画公開の2日前、5月21日に発売されました。
「この曲は、歌詞も映画とリンクしていて、サウンドもホラーっぽくなっています。すごくかっこいい曲で、サビも印象に残ると思います!」(小西)
「衣装もすごく大人っぽいので、MVもチェックして下さい!」(中江)
●自分の演技を自己採点
完成した作品を観て、「もちろん怖いシーンとか、ここで出てくるなとか、わかってはいるんですけど、やっぱり観たら怖かったです。」と語る2人ですが、自分の演技を自己採点すると、100点満点で何点?
「うーん…80点!自分の演技を観て、何でこんな顔してんの?とか、ここはもうちょっとこう出来たでしょ!とか思うところがあったので。次は100点にしたいです!」(小西)
「私は70点です。表情イマイチだなとか、もっとダイナミックに怖がった方が良かったかなとか、自分で観て思ったので、そこがマイナス30点分ですね。」(中江)
と、自己採点した2人ですが、落合監督は「表面的な恐怖だけではなく、人間の内面に迫る難しい演技を、彼女たちはその“小悪魔的な魅力”と、“無限の可能性”で、見事に演じきってくれました。」と、大絶賛!
「東京女子流を知らない方も、ホラー映画が好きな方も、この映画を本当に観てほしいなと思います!」(中江)
新境地を開拓した東京女子流を是非、お近くの映画館で御覧下さい。
【取材・文=ポッター平井】