厳選したレストランとホテルを紹介するガイドブック「ミシュランガイド」の日本第2弾として「ミシュランガイド京都・大阪」(価格未定)が10月に発売されることが発表された。
「ミシュランガイド」とは、1900年8月にフランスでドライブを楽しむための情報をまとめた小冊子として生まれたもので、現在は23か国で発売され、07年11月に「ミシュランガイド東京」も発売されたガイドブックだ。 一番の特徴は、掲載基準。プロの匿名調査員が一般客として料理とサービスを体験し、料理は星1〜3で、内装や外観、サービスなどレストランの快適度をスプーンとフォークのマーク1〜5で評価し、掲載にふさわしいレストランだけを紹介しているのだ。
今回の「ミシュランガイド京都・大阪」に掲載される店は4月現在で未定。東京で活動している7名の日本人調査員が、試食調査してレポートを書き、候補店を1000に絞った段階だそう。 京都などは老舗が多いため「取材を拒否する店もあるのでは?」という質問が出たが、ミシュランガイド総責任者であるジャン=リュック・ナレ氏は「ミシュランが読者に紹介したい店を載せていく。載っていないのは店側が拒否したのではなく、ミシュランが載せるに値しないと思ったから」と、店側が拒否しても掲載するスタイルであるとのこと。
また「大阪にはお好み焼きや串かつなどのグルメ店があるが、そういうお店も掲載されるんですか?」という質問には「私自身はまだ行ったことがないが、調査員は行っている。ただ、今の段階では載せるかどうかも言えない。それに今回の紹介スタイルが星のついた店のみになるのかそれ以外の店も載せるのかもわからない」と、現段階ではすべてが調査中である様子であった。
粉もん文化の大阪と伝統的な都市の京都がカップリングされたグルメガイドブック、今からどんなレストランがどんな評価で掲載されるのか楽しみだ。【関西ウォーカー】