コバラがすいた時につまみたい“ちょい食べ菓子”。小さな袋で飽きのこない味のものが好まれる傾向にあるが、そのちょい食べ菓子市場を、最近あるジャンルのスイーツが席巻しているという。そのスイーツとは、ずばり自然派“和”スイーツだ。
流行発信ショップ「ランキンランキン」によると、2008年下半期から同商品のヒットが続出。定番人気の干し梅や昆布に加え、新たにランキング入りした自然派スイーツ3個を紹介しよう。
人気上昇中なのは「むちむちきなこ」(126円)。2008年5月から同店で販売を開始した同商品は、じわじわとランクアップ。黒糖ときなこの素朴な味がクセになる逸品だ。
2008年9月の販売開始と同時に人気がでたのは「おやつで元気れんこんチップ からし味」(105円)。れんこんを素揚げし、アクセントにからしをぴりりと効かせた野菜チップスは、今では同店の1日の売上で1位になることもあるほど人気になっている。
自然派“和”スイーツの殿堂ともいえる「ゆずのまんま」(158円)は、2008年下半期のヒット菓子の中で第3位の売上。ユズの皮を乾燥させてグラニュー糖をかけたシンプルな味がうけ、ロングセラー中だ。
「健康志向を受けて、“体にいい”イメージの自然派スイーツが人気ですね。特に和スイーツは、低カロリーのイメージが強く、そのあたりも人気の原因では」と話すのは同店広報。また、ダイエット中の女性からは「間食をすると罪悪感があるけれど、これならおいしく食べられそう」との声もあった。
持ち歩き菓子といえばこれまではチョコのイメージが強かったが、これからは“体によくて低カロリー”であることが、持ち歩きの必須条件になりそうだ。【東京ウォーカー/白石知沙】