飼い犬の3頭に1頭が肥満と言われるなど、昨今、愛犬の体調管理が問題になっている。肥満とは“体脂肪率が増加した状態”のこと。理想体重より15%以上重い状態が肥満と位置づけられているが、周囲から「(飼い犬のワンちゃんが)コロコロして可愛いね」などと言われているようなら要注意だ。
体重が増える原因はひとつではないそうで、食事や生活習慣、飼育環境によって肥満になるケースが多くみられるという。過食、避妊・去勢、運動量の減少、年齢など、体重増加の原因は様々なのだ。
そんななか、気軽に愛犬の様子を確認したり、日々の健康管理をしたり、迷子になった際に居場所を確認できるサービス「ペットフィット」がNTTドコモから提供されている。サービス利用には、専用端末として、愛犬に装着して利用する「ペットフィットタグ 01」と、自宅などに置いてタグと連携させて利用する「ペットフィットステーション 01」を用いる。
同サービスでは、愛犬にタグを装着することで、愛犬の様子(寝ている、休んでいる、歩いている、走っている)をどこからでも確認することができる。900種以上のペットフードが登録されているので、日々の摂取カロリーの計算も簡単。利用しているペットフードを一覧から選択し、与えている量を入力するだけで摂取カロリーが自動計算されるのだ。クラウド上へ送信・蓄積されたこれらのデータはスマートフォンやパソコンなどからいつでもチェック可能。獣医師の監修によるコメントや「ふれあいプログラム」などの健康管理サービスも利用できるのでお得感満点だ。
タグとステーションはBluetoothで接続されており、この接続が一定時間途切れた場合には、愛犬が迷子になったと判断し、事前に指定したメールアドレスに通知するサービスも。タグに搭載されたGPSにより居場所を確認することも可能だ。同サービスは、家族の一員であるペットとの生活を力強くサポートしてくれるのだ。
6月14日(土)・15日(日)には、東京・台場で「いぬのきもちスプリングフェスタ」が開催され、そこに出展されたペットフィットブースは、愛犬を連れた人々で盛況だった。同サービスの使用方法を実際に確かめるユーザーも多数。やはり、愛犬の健康管理をしたい、不在時の状態を知りたい、迷子を防ぎたいといった欲求を持つ飼い主は多いよう。初期費用は2万5900円(端末・年間通信費込み。毎月の支払い不要。別途通信料が発生する場合あり)となっているが、1日約71円というコスト感については、「愛犬のことを考えればお手軽」との反応が多くを占めた。
ペットフィットはドコモ以外のスマートフォンでも利用可能。外出先ではスマートフォン、自宅ではタブレットといった使い方もできる。新サービスを賢く利用して、愛犬との暮らしをワンランクアップさせてみてはいかがだろうか?【東京ウォーカー】