4/8(水)にオープンする「(窯)ハレノヒ 麻布十番店」で、不思議な形と食感の「凹カステラ」(ぼこかすてら)が登場。プレオープンのレセプションでは、新スイーツとして人気を集めた。
窯で焼かれたカステラは中央がへこみ、名前のとおりまさに“凹”の形。砂糖と卵が使われた同商品は、通常のカステラとは違うしっとり感と、中からとろりと溶け出す“半生”がウリ。今まで食べたことのない食感と、なつかしい甘味の新スイーツだ。
店内では、4分の1サイズの「凹カステラ」(350円)に、自家製ラムレーズンアイス(+150円)やアイスとりんごのコンポート(+150円)などをトッピングして食べられる。記者のオススメは、さくらんぼの甘酸っぱさがたまらないアイス&チェリージュビリー(+150円)だ。
実はこの凹カステラ、“カステラの原型”と言われるポルトガルの伝統菓子「パンデロー」からヒントを得たもの。パンデローは無印良品やポルトガル専門店でも発売され、そのしっとり感や優しい味が密かに人気となっている商品だ。
「卵や砂糖の分量を変え、試作を繰り返して生まれた自信作です」(同店広報)と話すとおり、凹カステラはふわふわ感を残しながらも、しっとりとろける出来上がり。パンデローが“晴れの日”に食べられていたことと、店名の「ハレノヒ」をかけて生まれた注目商品だ。
実はこの「(窯)ハレノヒ」、都内に6店舗を構える、女性に大人気の「ハレノヒ」の新業態。クオリティが高いのも納得なのだ。
同店は「ハレノヒ」初のカフェとして、昼間はセルフサービスのカフェ、夜はフルサービスのバールのような雰囲気で楽しめるのも特徴。ランチは「ローストチキンとセミドライトマトのサンドイッチ」にピクルス、コーヒーとプチ凹カステラが付いて1000円とお手頃価格で楽しめる。
店内はアンティークの家具が置かれ、なつかしいような不思議な気持ちに。屋上もあるので、夏の夜はビールを飲みながら過ごすのにぴったり。「ピクルスやラムレーズンなど、手づくりのものが多いのも特徴。凹カステラも添加物・保存料ゼロで、お店で焼いているのでお子さんにも安心です。いろいろな年代の方に来ていただきたいですね」と同広報。
居心地のいい空間で食べるなつかしい「凹カステラ」。都会の真ん中で、“ホッ”とひと息、つきませんか?【東京ウォーカー/白石知沙】