今や“オタクの聖地”として世界中から注目を浴びている秋葉原。そんなマニアックなイメージを持った町を歩いていると、意外にもフルーツ店が多いことに気づかされる。歴史を紐解いていくと「秋葉原」と「フルーツ」には切っても切れない深い関係が!
約25年前まであった神田青果市場は活気のある市場として知られていた。現在は大田市場と合併し、青果部門で日本一の取扱規模を誇っている。かつては、威勢のいい競りの掛け声が飛び交っていたことから、“やっちゃ場”と呼ばれ、人々に親しまれていたそうだ。そのような歴史を持つ秋葉原だからこそ、今でも変わらず新鮮な果物を入手することができ、フルーツにこだわった店が数多く存在している。
神田青果市場が閉鎖してから、卸売り店の店主の住居だった場所を改装し、フルーツパーラーとしてオープンさせた「フルーフ・デゥ・セゾン」は、フルーツの卸売りのプロである夫婦が営んでいる。プロの視点でフルーツを選りすぐり、新鮮なフルーツをリーズナブルな価格で提供。宮崎産のマンゴーを2/3個も使用したマンゴーパフェ(1500円)は、マンゴーがぎっしりと詰まっており、ヨーグルトアイスの爽やかな酸味とのバランスが絶妙。その他にも、フルーツそのものの味を存分に活かしたブルーベリージュース(700円)など、鮮度が高いフルーツを取り揃える同店ならではのメニューがラインナップ!
また、秋葉原のはずれに位置する「近江屋洋菓子店」は、アップルパイ(378円)をはじめ、“昔と変わらない味”を守り続けている。クラシックスタイルの苺のサンドショート(648円)も人気だ。それ以外にも、フルーツの産地に足を運び、生産者の声をスイーツ作りに生かす「ア・ラ・カンパーニュ」など、さまざまな特色を持った洋菓子店が秋葉原には溢れている。
「秋葉原」と「フルーツ」の関係性…知れば知るほど虜になってしまう!?魅力の尽きない秋葉原から、今後ますます目が離せない!【東京ウォーカー】