2012年に解散した宅間孝行主宰の劇団・東京セレソンデラックス。過去3回にわたって上演された切なすぎる名作「夕―ゆう―」が、お祭りプロジェクト・タクフェスの第2弾として東京公演が上演中だ。
舞台は好景気に沸いた1980年代の長崎。とある町の海の家兼民宿「あいかわ」で繰り広げられる恋、友情を描く青春ど真ん中ラブストーリー。
4度目の再演となる本公演について脚本・演出・出演の宅間は「今回が決定版になりました。エンターテインメントを突き詰めているので、日本全国でお祭り騒ぎを体感しに来てほしいです。学生服は、森光子さんも着ていましたし、まだまだイケると思います(笑)。内山理名さん、上原多香子さん、山崎静代さんのセーラー服もなかなか見られないと思うので、それも楽しみに来てほしいですね。キャスティングに関しては、皆さんハマリ役で本当にいい演技をしてくれています。自信を持って今回が決定版といえます」と太鼓判を押す。夕役の内山理名は「夏の思い出を作りに、男女関係なく、大切な人と是非見に来てほしいです。“夕”という役はとてもやりがいがある役で、アドリブや高校生の時のテンションを演じるのも楽しんでできました。宅間さんの脚本にパワーがあるので、脚本を読んだ時の衝撃をそのまま観客の皆さんに届けたいと思っています。演じていくうちに、もっともっとパワーアップしていきますので、何度でも見に来てほしいです」と熱い思いを語った。
東京公演はサンシャイン劇場にて7月21日(月)まで、その後新潟、大阪、仙台、名古屋、札幌と9月上旬までタクフェスは開催される。【東京ウォーカー】