この春誕生する大型施設に、海外の“ジェラート店”が続々上陸している。しかも、いずれも素材を厳選した“自然派ジェラート”なのが特徴だ。
まず3/26にオープンした「Echika池袋」にはイタリアンジェラート「オレンターノ イル ジェラート」が日本初上陸。オープンしたての同施設だけあり、休日は20分待ちの行列ができるほどの人気だ。
イタリアトスカーナ州のオレンターノ村のジェラート職人と技術協力し生まれたジェラートは、なめらかで素材の味がしっかりと分かる。「無添加・無香料、脂肪分も通常のアイスの約半分なので、健康志向でカロリーを気にされる大人のために生まれたジェラートです」(同店広報)。
事実、同店のジェラートはしつこい甘みがなく、後味もすっきりさわやか。季節に応じたフルーツなど全18種類が、440円から食べられる。「フレーバーで迷った場合は、スプーンでの“味見”も可能ですよ」(同広報)というサービスもうれしい。
4/24オープンの「新宿マルイ本館」に誕生するのは、イタリアの高級ジェラート店「グロム」。着色料・保存料を使用せず、素材にこだわったジェラートは「男性にもおいしく食べていただける味です」(同店広報)。
メニューはジェラートなど氷菓を中心に約20種あり、年4回メニューを入れ替える予定。カップは3種類のサイズがあり、一番小さい「ピッコロ」でも490円という高めの設定だが、「日本ではジェラートの人気は高い。需要はあると思います」(同広報)と自信をのぞかせる。
ジェラート店上陸の背景には、日本のアイスクリーム人気がある。コンビニでのアイスクリーム購買率、また成人のアイスクリーム購買率が世界に比べ高め。また、アメリカ発「コールドストーンクリーマリー」や沖縄発「ブルーシール」など、アイスクリ−ムブランドの競争も年々激化している。
メタボに悩む人にもうれしい海外発の低カロリーの“自然派ジェラート”で、ちょっぴり贅沢してみては。【東京ウォーカー/白石知沙】