2013年に50万人もの動員を記録し、今や夏の風物詩となったアート展「アートアクアリウム」が、さらに進化して今年も開催!LEDを使ったライティングやプロジェクションマッピングなどの最新技術を駆使したアクアリウム(水槽)が並ぶ。そんなアクアリウムの中で泳ぐ金魚たちを鑑賞できる、新感覚の水中アート展だ。江戸情緒が溢れる“和”をテーマに、今年も5000匹の金魚たちが日本橋の夏を彩る!
新作「リフレクトリウム」は、凸レンズや二重レンズを使用したアクアリウムで、金魚が大きく見えたり、歪んで見えたり…不思議な世界に引き込まれていく。また、アクアリウムをボンボリに見立てた「ボンボリウム」は日本橋初登場!ぼんやりと照らし出される金魚と、ゆっくりと移り変わる照明の演出が幻想的。その他にも、地球をイメージした「アースアクアリウム・ジャポニズム」も、日本橋初お目見えだ。1.5mの回転する巨大な球体アクアリウムは圧巻!球体の中で金魚たちが乱舞する様は、実に優雅である。
そして、昨年人気を集めたアクアリウムも続々と登場!“女性が美を競い合う世界”を表現した「大奥」では、その名の通り、大きな鉢には位の高い(高価な)金魚、小さな鉢には、位の低い金魚が入っているのだとか。鉢の中の金魚たちは艶やかに泳ぎ、溢れ落ちる水は大奥の女性たちの儚なげな生き様を物語っているかのよう。
また、四季を表現した花鳥風月の映像を、屏風型アクアリウムに投影した「ビョウブリウム2」は、なんと今年は長さが2倍にスケールアップ!それにより、ゆったりと鑑賞することが可能になった。観る者を惑わすようにひらひらと舞い踊る金魚と映像の融合が見事だ。
19時からは音楽と照明の演出が変わり、同会場が「ナイトアクアリウム」に変身。金魚カクテルなどのドリンクを片手に鑑賞できる。週末にはDJパフォーマンスやアーティストによるスペシャルライブ、芸者衆の踊りやお座敷遊びが楽しめる「芸者ナイト」も開催。
今年3月に、2つの「コレド室町」も新たにオープンし、さらに賑わいを見せる日本橋。この夏は、妖艶な金魚たちに酔いしれてみては?【東京ウォーカー】