【その2】梶浦由記プロデュースのボーカルユニット・Kalafinaが初のベストアルバム「Red」「Blue」をリリース!

関西ウォーカー

※【その1】の続き

_プロデューサーである梶浦さんとは、楽曲についてどのようなやりとりがありますか?

Hikaru/梶浦さんは「その人の声をいかに最高の状態まで引き出せるか」ということをすごく大事に曲を作られていて、ひとりひとりの個性を上手に引き出してくださいます。レコーディングの時は一人ずつ録るのですが、その時点での細かいやり取り以外では、自分が作った楽曲を私たちがどう受け止めて表現するのか、私たちのフィルターを通して出てくるものがどうなるのか、それを楽しみにしてくださってるように感じますね。

_来年は初の武道館、しかも2daysが決定していますが、ツアータイトルから察するに、今回のベストアルバムが軸の選曲になるのではと予想してますが…。

Keiko/そうですよね(笑)。今回のアルバムを軸に、プラスとしてどういう楽曲でのセットリストになるのかはまだこれからですね。でも基本は、このベストアルバムを基本に構成されていくと思います。

Wakana/武道館公演が決まった時は本当に驚きました。2daysと聞いた時は急に不安になってきてしまいましたけど(笑)。でも、いつも3人で「いつかワンマンで武道館やりたいね」って話していたので、それが叶うことになって本当に嬉しいです! ライブハウスから一歩ずつ進んできての武道館なので、ここまで連れてきてくださったみなさんへの感謝の気持ちをライブで見せることが出来ればと思います。すごく感慨深い時間になりそうだなって思います。

Hikaru/本当に夢だったので嬉しいですし、このアルバムを聴いた方の「生で聴いてみたい!」という気持ちに応えられるチャンスでもありますから、ファンの方はもちろん、初めてKalafinaのライブに来て下さる方とも一緒にその景色を楽しみたいと思います。「武道館チケットもう買いました!」っていう声もあるので、いよいよ気持ちを整えていかないとですね(笑)。

Keiko/先に行われる秋のツアーでは、グランキューブ大阪でのライブも控えているのですが、武道館では今までのライブとはまた違う空間ですし、Kalafinaの新境地になるのではないかと思います。まず、グランキューブのライブでこれまでの積み重ねを披露できるかと思いますので、ベストを聴いて「生で聴いてみたい!』と思っていただけたなら、是非ホールで体感していただきたいですね。

【取材・文=三好千夏】

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