【本誌連載の拡大版】格闘家 宇野 薫選手インタビュー(3)◆オークション開催!

横浜ウォーカー

――生まれは横須賀で、いまは横浜在住なんですよね。

「都内のボクシングジムやフィジカルジムへ練習に行くことがほとんどなんですけど、戻ってくると安心する場所ですね。都内の環境よりも横浜の方が好きです。帰りに車で高速を使って帰って来る時にランドマークタワーを見ると、地元に帰ってきたという安心感がすごくある。飛行機で帰って来る時に窓から見てもそうですね」

――オフの時によく行かれる場所もやはり横浜ですか。

「『IKEA』とか金沢区の『コストコ』とか、もちろん『ランドマークタワー』にも。最近では『横浜アンパンマンこどもミュージアム』もよく行きます(笑)。小さな子供がいるので。友達が遊びに来た時も山下公園なんかに連れて行くとすごく喜んでくれるし。雰囲気のある場所がすごく多いですよね。関東で、しかも東京の隣にあって近くて便利なんですけど、ちょっと地方っぽいというか観光名所もすごくある。いろいろな顔を持った街ですよね」

――お子さんは双子の男の子で2歳半。かわいい盛りでしょう。

「以前はちょっと遠くに出かけたりすることもあったんですけど、子供がいると大変じゃないですか。友達にも子供ができて、そういうオフの時の過ごし方って昔とはちょっと違ってきましたよね。ウチにみんなで集まって、ちょっと買出しにいって、パーティじゃないですけど楽しく食事をして。そういうのが多くなってきたかもしれないですね」

――お子さんは宇野さんがリングで戦っていることをもうわかっているのでしょうか。

「どうなんでしょうね(笑)。僕がいることはわかるかもしれないけど、具体的にはわからないでしょうね」

――UFCのリングに上がる時は現地に連れて行く予定ですか。

「まだそこまで具体的に話はまだ進んでいないので。ただ、一戦でも多く見せてあげたいとは思っています」

――今後は日本国内で今まで通りに練習を積んで「その時」を待つ形になるのでしょうか。

「とにかく練習して…練習するだけですね。今回のアメリカでも刺激も受けましたし、自分の中でも直さないといけないとこともいっぱい出てきたので。あとは仕事の方もやらないと(笑)」

――「ビジネスマンの宇野薫」としても、ですね。

「アパレル的な仕事のスタンスはこれからも取り続けていきたいですね。これも自分の好きなことですし、仕事でもあるので。元々は修斗の大会で自分でデザインしたTシャツを売り始めたのが最初です。確か97年ぐらいだったかな。高校生の時から洋服がすごく好きで、横浜の大通公園のフリーマーケットへよく行きました。高校生なのでお金がないので、リサイクルの品を買っていたんですよ。いつか自分のお店を出したいという気持ちはあったんですけど、2000年のタイミングで協力してくださる方々がいまして。出したらどうだ、ということでセレクトショップ『UCS』を関内駅近くの花咲町にオープンさせることができました」

――オークションに出品していただいたスポーツタオルも『UCS』のオリジナルグッズですね。

「自分のシルエットが入っているんですよ。今回は新しいバージョンで『チーム・カオル・ウノ』の文字を入れました。格闘技は一人でリングに上がるんですけど、それまではみんなで、チームでやるものだと僕は思っているので。ボクシングのコーチもいたり、ウエートトレーニングのコーチがいたり、スタッフのみんなが力になってくれて僕をリングに上げてくれると思っているので、その思いを込めて『チーム・カオル・ウノ』としました」

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