甘辛さがたまらん! 「塩」の次は「醤油スイーツ」がブームだ

東京ウォーカー

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しょっぱいものをスイーツに使うことで甘さを引き立てる“塩スイーツ”ブームは記憶に新しいが、次にクるのはズバリ“醤油”。一般的に醤油は塩よりも香りや風味が強く、甘味がある。これが乳脂肪分などのスイーツ成分と混ざると、あ〜ら不思議、キャラメルや黒みつに近い独特の“甘辛さ”になるのだ。

ブームを牽引するのは、人気パティシエ・辻口博啓氏。「和楽紅屋 ecute品川店」(東京都港区)で05年に醤油をロールケーキに使った「七尾鳥居醤油ロール」(1575円)を発表したのがきっかけ。辻口氏の故郷・石川県の濃口醤油をふわふわのスポンジとカスタードクリームに入れている。「一度食べると、甘じょっぱさに虜になるリピーターが多い」(同店)という人気ぶり。

これに続いたのが日本各地の醤油どころ。「昆布しょうゆ」で有名な中村醸造元(青森県津軽郡)は、昨年11月から、醤油入り生キャラメルの「津軽ソイメル」(1050円)と焼き菓子タイプの「もろみほろほろ」(1200円)を通販で販売。大規模な宣伝活動はしていないものの、月に100セット以上売れる人気商品となっている。一方、かめびし醤油(香川県東かがわ市)の「ソイジェラートパフェ」(700円)もおもしろい。それぞれに香りのよい醤油を入れたジェラート、ビスキュイ、トリュフがセットになった、自分で作れる新感覚のパフェキットだ。こちらは東京のアンテナショップ「香川・愛媛 せとうち旬彩館」(東京都港区)でもことし5月より販売を開始するなど、名物になりつつある。

さらに9/11(木)からは、スイーツのフードテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」(東京都目黒区)内「パティスリーアンファンス」でも醤油とブランデー入りの「紫芋のプリン」(280円)の販売を開始するとのこと。

ロールケーキからジェラート、トリュフ、プリンまで出そろったムーブメントについて、辻口氏は「日本の食文化の代表ともいえる醤油は、日本人の心の琴線に触れる味わいがあるのでは」とコメント。これからもどのような“和洋コラボ”が生まれるか、目が離せない。【東京ウォーカー/片岡研】

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