10月20日、サッカー元日本代表MFの中田英寿氏がプロデュースする、スマートフォン向け日本酒情報検索アプリ「sakenomy(サケノミー)」が発表された。まずはiPhone版が先行リリースされ、Android版は2015年1月にリリース開始予定だ。
「sakenomy」は日本最大級の日本酒データベースを備え、文字検索だけでなく、日本酒ラベルをスキャンしての認識機能も搭載。産地や蔵元の他にも、精米歩合や酵母など日本酒の詳細なデータを確認できる。さらに、飲んだ日本酒を記録し、「濃醇・淡麗」「華やか・穏やか」といった4つの指標で味わいを評価することが可能。「利き酒マップ」機能も搭載され、味わいやお気に入り度などを記録し、他のユーザーの結果と比較することも。複数の登録データから味覚にあった日本酒をおすすめしてくれる。
日本を旅する中で全国各地の酒蔵を巡り、日本酒の価値を再発見したという中田氏は、日本酒の魅力を世界にアピールしたいという思いから本アプリの開発に参画。日本酒を世界の人々に紹介するロンドンでのイベントでの経験を生かし、アプリのコンセプトや使い勝手、ネーミングやデザインに至るまで、アプリ制作の細かな点まで監修している。
世界50カ国を旅した中田氏の「日本酒を世界に広めたいという」思いを実現するために、2014年内には英語版をリリースし、さらに2020年の東京オリンピック開催へ向けて、フランス語や中国語など、さまざまな言語に対応したバージョンを順次配信する予定だ。日本の食文化がユネスコ無形文化遺産に登録され、海外では和食とともに「SAKE」として注目度が高まる日本酒。さらなる日本酒との出会いに活用してみては?【東京ウォーカー】