関東学院大学✕横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている生涯学習講座「横浜学」。10/19に第9回となる講座が、「横浜と一神教」~キリスト教、イスラム教と横浜の関わり~をテーマに開講された。
一神教とはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教に代表される、唯一の神のみを信仰する宗教のこと。当日は関東学院大学文学部教授の森島牧人先生、富岡幸一郎先生、日本ムスリム協会副会長・有見(ありみ)次郎先生という豪華パネリスト陣によるわかりやすい解説に、会場に集まった約100名の受講者が興味深く耳を傾けていた。
まず、開港を機にいち早く諸外国の文化が広まった横浜におけるキリスト教伝道の歴史などを森島牧人先生が解説。続いて、東京オリンピックを控え、知っておきたいイスラムの教えや法について有見次郎先生が、さらに、ユダヤ教も含めた一神教から考える世界や日本の歴史と未来などを富岡幸一郎先生がそれぞれ語った。
その後の三者によるパネルディスカッションでは、グローバル化が進む現在の世界情勢の中、異なる宗教、価値観が共存していくための課題やその解決方法などを中心に、キリスト教・イスラム教の双方の視点からの考えを披露。
質疑応答では受講者からも世界的な宗教と政治の問題についての質問が出るなど、関心の高さを伺わせ、大盛況のうちに幕を閉じた。
次回は「横浜の食と健康」をテーマに12/14(日)開催する。