劇作・演出を務める大西弘記の作品を上演するために2006年に旗揚げされた劇団TOKYOハンバーグ。彼らの第17回目となるプロデュース公演「へたくそな字たち」が11月9日(日)から16日(日)まで、新宿サンモールスタジオで上演される。
これまでも親と子や、姉と妹、兄と弟、夫と妻といった血縁・家族関係をメインに、それぞれが置かれるコミュニティで繰り広げられる作品を発表してきた彼ら。今作は夜間中学校を舞台にした作品を再演する。
1989年3月。この学校に通う生徒たちは様々な事情から義務教育を修了できなかった人たち。そんななか、教師が生徒たちに「先生の家に手紙を送ること」という宿題を出す。宿題に取り組むなかで、生徒たちの人生の隙間が埋まっていく。
強い普遍性と現代リアルのバランスを保つ丁寧な劇作・演出を得意とするTOKYOハンバーグの満を持しての再演を楽しみたい。【Walkerplus】