10/19、JR関内駅に「神奈川スケートリンク関内」がオープンした。こちらは東神奈川にあった「神奈川スケートリンク」(横浜市神奈川区)がリニューアルする間の仮設リンクである。
「神奈川スケートリンク」は1951(昭和26)年に開業し、63年もの間、横浜市のレジャー施設として親しまれてきたが、建物の老朽化に伴い建て替えが決定。ことし6月に一旦閉館した。仮設リンクは旧市立横浜総合高校の跡地を利用し、もとの体育館の雰囲気を残したまま完成。バスケットゴールと氷のリンクが融合した学校らしい空間となった。
スケートリンク担当者は「近年フィギュアスケートが人気で、特に06年のトリノオリンピックあたりから利用者がグッと増えました。スケート教室の利用者数は延べ1000人で、全国1位です。もともと横浜市は人口も多いので、愛好者も多いのではないかと思います。老朽化で建て替えるまでの間も利用者の方々に楽しんでもらいたいと場所を探しました」と語った。仮設のスケートリンクは元に比べると半分のサイズだが、新しくなるリンクは国際規格のサイズ(60×30m)になるという。
「神奈川スケートリンク」は一般利用者や団体など年間15~16万人の利用者がおり、アイスホッケーやスケートの選手も多く使用している。東日本大震災の際には、ソチ冬季五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅうゆずる)選手が一時的に練習場所としていたこともある。仮設リンクは15年10月いっぱいの営業であったが、現在は未定。新設リンクの開業は、16年になるとのこと。