10月29日から11月2日(日)まで、フランス・パリで開催されているチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で、パティシエの辻口博啓氏が手掛けるル ショコラ ドゥ アッシュが、2年連続で最高位の5タブレット金賞を受賞した。フランスで最も権威のあるチョコレート愛好家協会、クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ(C.C.C)によるショコラ品評会での結果は、世界的に大きな影響を与えることから、同協会は“チョコレート版ミシュラン”とも呼ばれている。
今回、ル ショコラ ドゥ アッシュが出品した「DNAショコラ」のコンセプトは“人間のDNAに語りかけるショコラ”。「うま味ノワール」「和歌山のオレンジ」「ゴマおはぎ」「赤紫蘇」の4種類は、濃厚なチョコレートに、コンブやシソなどの“日本の食材”を組み合せているのが特徴だ。
C.C.Cからも「洗練されていて、研ぎ澄まされた上品さを備えたエレガントなショコラ」だとの称賛を受けた。さらに、「日本伝統の味を組み合わせて驚くべき香りを表現している」とし、辻口氏の高い技術を評価。
「和を以て世界を制す」をモットーに、常に日本人のスイーツ界をリードしてきたパティシエ、辻口博啓氏の今後に注目していきたい。【東京ウォーカー】