消しゴム版画家・ナンシー関の展覧会

横浜ウォーカー

コラムニスト・ナンシー関がこの世を去って、はや12年。テレビ番組の視聴を通じた芸能人を批評するコラムで知られたナンシー関の最大の魅力は、シンプルなのに特徴を掴んだ似顔絵を消しゴム版画で製作して挿絵として使ったこと。彼女の作風は時代が変わっても色あせず、誰も代わりにはなれない存在だ。

11/14(金)~25(火)、東京・渋谷PARCO・パート1 3Fパルコミュージアムで『顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼』が開催される。

「ベストオブ生ハンコ」のコーナーでは、ナンシー関の代名詞とも言える消しゴム版画の生ハンコ約800個が展示される。ほかでは絶対に見られない貴重な作品が並ぶ。また、「ナンシーテレビ&ナンシー事件簿」と題されたコーナーでは、1985~2002年までに書かれたコラムから、年月が経ったことで、その鋭い批評がどのくらい的確だったのかがわかる傑作が紹介される。さらに、「思い出ナンシー」では、かつての自室から仕事道具や録りためていたビデオやカセットなどの貴重な資料も展示される。“顔面遊園地”という名前通り、クイズや映像、顔ハメパネルなど、遊園地のような楽しさも感じられる内容になっている。

「ファンの人はもちろん、ナンシー関を知らない人にもぜひ観てほしい。今回のために、ナンシー関さんの幻の小説“通天閣はもう唄わない”を映像化した“動くハンコ”は必見!!」と、主催者はコメントした。

多くの芸能人・著名人をブッた切ってきたナンシー関ワールドに包まれよう!

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