立体映像で京都水族館が幻想空間に早変わり!

関西ウォーカー

京都水族館は11月21日から2015年1月12日(祝)まで、クリスマス・冬休みの特別企画として、「アクアリウム・ファンタジー いのちのかがやき」を開催している。立体映像を水槽や壁面などに投影する3Dプロジェクションマッピングの導入は、関西エリアの水族館では初めて。

今回、3Dプロジェクションマッピングは、同水族館の展示ゾーンのうち、京の川ゾーン、大水槽、海洋ゾーンの3カ所で実施。水槽に投影した立体映像と、実際の水生生物とのコラボレーションによって、幻想的な空間を演出している。

見どころは、大水槽の上部に設置した高さ2.4m、幅7mの半透明の大画面に投影される約6分間の映像だ。「Birth:生命の誕生、現在」をテーマとし、海の中で生まれた新たな生命が、クラゲやマンタと出会いながら、過去や未来の海中を冒険するストーリー。実際に大水槽の中で優雅に泳ぐエイの影と、映像の中の巨大なマンタが一緒に泳ぐ姿は神秘的で、まるで深い海の中にいるかのような錯覚に陥る。

また、京の川ゾーンでは、“京都水族館のアイドル”オオサンショウウオが水槽を飛び出し、壁を歩き回る映像が楽しめる。オオサンショウウオは、世界最大級の両生類と呼ばれ、体長は最大で約1m50cmの大きさになるという。生物の特徴を知ったうえで映像を見ると、一層面白みが増す。他にも、海洋ゾーンでは、クラゲが泳ぐ水槽に3Dプロジェクションマッピングを投影し、宇宙船の船内を演出。来場者は宇宙旅行の気分が味わえる。

さらに、京の里山ゾーンでは、冬の里山に潜む生物をライトアップで表現している。また、期間中、同イベントをイメージした2種のカクテルも販売。同水族館によると、ブルーキュラソーリキュールを使用したクラッシュゼリーで3Dプロジェクションマッピングの立体感を表現しているという。【関西ウォーカー】

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