84年の歴史を誇る「JTB時刻表」の1000号目が4/20に刊行された。これを記念し「1000号はっこう弁當」(1000円)が東京駅・上野駅などの5つの駅と鉄道博物館にて販売される。
同駅弁の注目ポイントは、駅弁愛好家にして“駅弁女王”として有名なフード・ジャーナリストの小林しのぶさんが監修した点。“発行”と“発酵”をかけて、弁当の中身に大徳寺納豆などの発酵食品や調味料を12種類使用して開発されたというのだ!
「ここ数年で駅弁にも健康やエコロジーに気を配ったものが多数登場した。でも、やっぱりおいしくないとダメ。試行錯誤を重ね3年かけて開発していた発酵食品の駅弁が、ちょうど時刻表の1000号タイミングとマッチして、今回発売されることになりました」(小林さん)。
気になる弁当の中身も“はっこう”尽くし。「鶏肉柏漬け焼き」や「金目鯛醤(ひしお)焼き」、「チーズ入りかまぼこ」など全9種類のおかずがぜいたくに揃う。実際に食べた中で特に美味しかったのは「鶏肉柏漬け焼き」。肉が柔らかくごはんがすすむ一品で、ヘルシーで健康的ながらもしっかりとした味付けがたまらない。
全てのおかずに発酵食品が使われている時刻表1000号記念駅弁。駅弁女王が監修した味を、駅弁ファンならずとも、一度は食べてみよう!【東京ウォーカー/中道圭吾】