浦和レッズと「山田」は切っても切れない関係にある。まずはレジェンドの1人、山田暢久さん。浦和レッズ一筋でプレーを続け、惜しまれながらも昨季限りで現役を引退。現在はクラブスタッフとして活躍している。もう1人は山田直輝選手だ。浦和の育成組織出身で、今季から山田暢久さんの背番号6を受け継いでいる。しかし、浦和レッズのホーム、埼玉スタジアムで「山田」と言ったら、選手を指すのではなく“うどん”を指す。
「埼玉県民で知らない人はいない」と言っても過言ではない、埼玉県民のソウルフードが「山田うどん」である。関東1都6県に店舗を構える山田うどんの半数が埼玉県内にあるのだ。埼玉名物として、テレビなどのメディアでしばしば紹介される同店は、2011年に“埼スタ”に出店するやいなや、毎試合のように行列ができる人気店となった。
「肉うどん」(500円)は絶品だ。甘辛ダレで煮込んだ豚肉は風味が抜群で、他店の肉うどんとは一味も二味も違った味わいを楽しめる。しっかりと煮込んだモツを乗せた「パンチ」(550円)も、“埼スタ”名物の一つになっている。
J1最終節が行われる12月6日(土)は、肌寒い1日になると予想される。そんな時こそ、温かくてボリュームのある山田うどんのメニューはサポーターの強い味方!“埼スタ”では、浦和レッズの熱気を体感するだけではなく、埼玉のソウルフードも味わってほしい。【菊地正典 /「エル・ゴラッソ」浦和レッズ担当】
※サッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」と共同で作成した記事です