ミニ四駆、けん玉、ハイレゾなどがトレンドになった2014年。年が明けたばかりの2015年は何がトレンドになるのか!?「グルメ」「趣味」「家電」「IT」の4つのジャンルのそれぞれで活躍する識者に予測してもらった。
まずは「グルメ」から。「一時期、焼肉店や韓国料理店のメニューから消えた生肉が進化して普及する」と発言するのは、グルメブロガーのフォーリンデブさんだ。「厳しい法規制に対応した新店舗のなかでは、生肉にウニやトリュフなどを乗せてアレンジしたりと、創意工夫するお店も出てきており、生肉の楽しみ方が以前より多様化するでしょう」とのこと。「生粋」(東京・秋葉原)や「恵比寿焼肉kintan」(東京・恵比寿)がおすすめなんだとか。
そして次は、「趣味」の分野から「トリシティ125」(ヤマハ発動機)を紹介。アウトドアやITガジェットなどのトレンドに詳しいライター、熊山潤さんが予測する。「近年、各メーカーが125ccの第二種原動機付自転車を販売しているが、通勤やちょっとした外出での利便性からお父さん世代に人気」だという。特に「トリシティ125」は見た目こそ3輪だが、スクーターとは違うので30~40代でも恥ずかしくない。操作方法はバイクと同じだ。
「家電」については、家電業界に詳しい近兼拓史さんがアナログ回帰説を唱える。「極端にいえば、今はテレビもスマホも機能はどん詰まりで目新しい魅力は少ない。こんな時は“アナログ回帰”製品が際立つでしょう」。とはいえ、アナログなのは見た目だけで、機能は進化を遂げている。布団がなくても使える「布団レスこたつ」(山善)や、低価格で購入できる「ミニ真空管アンプ」(トライオード)などは、インテリアとしても優秀だと近兼さんは推薦する。
ラストは「IT」のトレンドだ。北京五輪(2008年)の日本女子バレーで使用されて、一躍脚光を浴びたスポーツとビッグデータの融合。今では多くの競技で戦略や戦術を練るうえで積極的に取り入れられている。海外ではスポーツ観戦にも応用されていると語るのはITジャーナリストの谷川耕一さん。「メジャーリーグではスコアボートに選手の細かいデータが表示されています。他の競技でもWEBサイトに選手の分析データを掲載したり…今後は日本でも増えていくでしょう」とのこと。まるでゲームのような世界だが、スポーツの見方が大きく変わりそうだ。
2015年に流行るであろうこれらのネタ。ちょっとマニアックではある…女性はどのように感じるのだろうか。今回意見を聞いた20人の女性のうち、5人はもうすでに“生肉の噂”を聞きつけて食べに行ったそう。2つ目の「トリシティ125」には意外な反応が。「なにコレ!特撮ヒーローが乗ってそう」「ゴツいけどかわいい」と、その特長的なフォルムは20~30代の女性からウケが良い。2人乗りもできるので、ツーリングデートにも誘いやすそう!“アナログ回帰”家電に関しては「ちょっと変わったモノってオシャレな感じがするよね」との声が上がった。アンティーク雑貨として、インテリアのワンポイントとして使えそうだ。
今回、女性のリアクションが最も薄かったのが最後のビッグデータを使ったスポーツ観戦。いくら説明しても楽しさはイマイチ理解できないようだった。少数意見ではあったが、スポーツ経験者のなかには興味を持つ女性もおり、「英語サイトばかりでよく分からないけど、これが日本語でも分かるようになれば見てみたくなるかも」との声もあった。【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】
※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです