8/30、日本最大のサンバイベント「浅草サンバカーニバル」(東京都台東区)が開催され、約4万人の観客が訪れた。13:30からスタートしたパレードでは、ダンサーはもちろん沿道の観客も一体となり熱い盛り上がりを見せていたが、メインを迎える15:00ごろ大雨に。座っていた観客はみな立ち上がりいっせいに傘を開いたが、沿道から離れる人はほとんどおらず、大粒の雨のなか華麗に踊るダンサーに見とれていた。
ことしで28回を迎えた同イベントは4つのカテゴリーに分かれる。地元・浅草からの出場チームが中心となる「コミュニケーションリーグ」、特別協賛のアサヒビール株式会社などがエントリーする「テーマ サンバ リーグ」、本場のサンバさながらのダンスと演奏で競い合う「S2リーグ」、実行委員会が認定した大型チームだけがエントリーできる「S1リーグ」だ。S1、S2リーグの参加チーム各10組、合計20組がコンテストの審査対象となり順位を競い合った(リーグごとに1位を決定する)。ことしはブラジルへの日本人移民100周年ということもあり、各チームが熱い踊りを披露。観客も朝早くから沿道を陣取り、イベントが始まるころには雷門通りは人で埋め尽くされ身動きできないほどだった。
演奏、全体の調和、躍動感、衣装、ダンスなどが審査され、観客によるモバイル投票や審査員票を経て見事1位を獲得したチームは、S2リーグが“BARRAVEVTOよ、進化せよ”をテーマにした「Bloco BARRAVEVTO(ブロコ バハヴェント)、S1リーグが“人生を豊かにするアート”がテーマの「G.R.E.S 仲見世 バルバロス」だった。【東京ウォーカー/オオトウ アヤ】