温泉や岩盤浴をはじめとする、スーパー銭湯に負けない設備を備えた銭湯が増えている。
天然温泉 久松湯(東京・桜台駅)の浴室には、富士山の絵ではなくプロジェクションマッピングが!「昔みたいな富士山の絵だと、何度も来る人は飽きちゃうから」という主人の考えで導入したとのこと。この作品は、芸術家集団のアトリエオモヤが手掛けたそうだ。エントランスも、50年以上の歴史を持つ銭湯だとは思えないほどスタイリッシュに仕上げられている。
武蔵小山温泉 清水湯(東京・武蔵小山駅)では、「黄金の湯」と「黒湯」の2種類の温泉が露天風呂で楽しめる。また、岩盤浴(女性限定)もあり、地元の住民だけでなく、遠方から訪れる人も多い。
同じく品川区にある戸越銀座温泉(東京・戸越駅)は、“月の湯”と“陽の湯”と名付けられた雰囲気の異なる浴室が2つあり、男女日替りで利用できる。それぞれに、昔ながらのペンキ画家と現代アーティストによる壁画が描かれているのも面白い。湯にもこだわりがあり、天然温泉の他、美肌に良いと言われる軟水炭酸泉も使用している。
今回紹介した3つの銭湯の入浴料はすべて460円。ワンコイン以下で“非日常の体験”ができる、進化した昔ながらの銭湯をおすすめしたい。【東京ウォーカー】