「大坂の陣400年」を迎えた大阪城に、現代の戦士、陸上自衛官が集結した!
1/13(火)、陸上自衛隊第 36普通科連隊による大阪城公園の清掃活動が行われた。第36普通科連隊は伊丹市に駐屯し、大阪中北部と兵庫県東部を担当している。この活動は大坂の陣400年に合わせ、大阪を盛り上げようと昨年から行われているもので、同部隊の平成27年の訓練初めもかねている。
隊員らは朝 8時前に大阪城に集合、9時30分より部隊で隊列を整え、声を出しながら走る「統制走」で訓練を開始。その後の開始式で、第36普通科連隊の近藤力也連隊長は「我々の任務は大阪兵庫をあらゆる事態から守ること。大坂の陣で真田幸村が命をかけて守った大阪を、我々も守っている」と訓示。さらに大阪市の京極務副市長らもあいさつに立ち、隊員らを激励した。
今回は昨年より清掃範囲や時間を拡大、660名の隊員が中隊ごとに担当エリアを決め、雑草や枯れ葉を取り除いたり、内濠の水草を引き上げたりして園内を清掃。また、15〜 25メートルの石垣ではレンジャー隊員がロープで降下しながら雑草や枯木を刈り取った。きびきびと立ち働くりりしい隊員の姿に、カメラのシャッターを切る観光客の姿も見られ、自衛隊への親近感も増す催しとなった。
【取材・文=ライター鳴川和代】