「福岡県=焼酎」のイメージが強いかもしれないが、清酒も素晴らしい銘柄がそろっている!福岡県内の酒蔵では1月下旬から3月にかけて、新酒のお披露目を楽しむ“酒蔵開き”が開催される。そこで、酒好きにおすすめしたい福岡の酒蔵開き5カ所を紹介する。なかでも、当日のみ販売する限定酒は売切れ必至なので必ずチェックしたい。
■浜地酒造 杉能舎(福岡県福岡市西区)
1870年創業の老舗酒蔵で、粋人であった先代がスギの木で能舞台を作ったのが「杉能舎(すぎのや)」という名前の由来。脊振山の水で仕込む酒は、まろやかな風味が特徴だ。敷地内に地ビール工房も併設し、造りたての生ビールも味わえる。また、ノンアルコールの甘酒もあるので子供にも人気が高い。
■白糸酒造(福岡県糸島市)
1855年に生まれた歴史ある酒蔵で、糸島産の上質な酒米「山田錦」を使用した酒が自慢。当日はカシの木に石の重しをつけて、てこの原理で酒を搾る“ハネ木”を見学できる他、角打ちや糸島のグルメ屋台も登場する。2月21日(土)の13時からは、餅まきも開催。
■溝上酒造(福岡県北九州市)
皿倉山の麓で、1844年から営まれている蔵。八幡地区の米と山の湧き水で仕込む地酒「天心」が有名。当日は新酒の試飲に加え、粕汁と甘酒が振る舞われる。奈良漬けや塩麹などの販売もある。
■勝屋酒造(福岡県宗像市)
宗像大社のお神酒(おみき)を代々造る酒蔵。当日は、契約農家3軒の酒米をそれぞれ使った「純米飲み比べ」3本セットなど、限定酒5種類が登場する。蒸したての酒まんじゅうや契約農家の朝獲りウリで作る奈良漬けも用意。
■城島酒蔵びらき(福岡県久留米市)
「町民の森」をメインステージに、城島の蔵元9社が合同で開催。利きちょこ(6杯500円)を購入すると「城島の酒飲みくらべ」に参加できる。城島龍神太鼓のステージのほか、角打ち、元気鍋、城島マルシェも楽しめる。
【福岡ウォーカー】