1月24日、東京の新宿文化センターで、「全国武将隊天下一決定-宴(えん)-」が開催された。全国のおもてなし武将隊が、殺陣、芝居、ダンスなどを披露する“おもてなし演舞”を競う祭典だ。会場には1000人を越えるファンが“援軍”として駆けつけ、一緒にパフォーマンスを盛り上げた。
織田信長が率いる名古屋おもてなし武将隊が、3大会連続の天下一を獲得した。2位は伊達武将隊、3位は熊本城おもてなし武将隊。
おもてなし武将隊は、2009年に名古屋で誕生して以来、全国に30組以上の武将隊が派生している。特に名古屋おもてなし武将隊は、土日祝で名古屋城に1000人以上が詰めかける人気ぶりだ。
初めての東京での開催に、名古屋おもてなし武将隊の織田信長は「今までは出身地である名古屋での開催という地の利があったが、今回はそれを飛び越えて江戸での天下一。公平な地での正真正銘の天下一。ありがとさんじゃ!」とコメント。彼らを支えてくれた"援軍"に感謝を述べた。
全国の武将隊のパフォーマンスは年々クオリティが上がっている。「うかうかしていると首を取られる」と織田信長は笑い、「熊本の武将隊をはじめ、ライバルの存在があったからこそ、我らが一丸となっての演武の質を向上させられたと感じている」と、他の武将たちへの思いも口にした。
武将のキャラクターに沿ったパフォーマンスで、多くのファンを獲得している全国のおもてなし武将隊に今後も注目していきたい。【東京ウォーカー】