女子マネージャーは報われない!リアルな部活映画とは?

東京ウォーカー(全国版)

2011年にスタートした「ヨコハマ・フットボール映画祭」。国内外のサッカーを題材とした映像作品を上映し、回を重ねるごとに規模を拡大。現在では来場者が1000人を超えるイベントに成長した。

地方からの来場者やインターネット上で「横浜以外でも開催してほしい」との声が上がり、5年目の今年は全国8都市で開催している。2月14日(土)・15日(日)は横浜・みなとみらいが会場となる。

今回、上映される「ガンバレとかうるせぇ」の佐藤快磨監督と、主演の堀春菜が本作の魅力を語ってくれた。

夏の大会で負けてしまった高校サッカー部のキャプテンと女子マネージャーを描いた同作は数少ない自主制作作品。

佐藤監督は「僕自身、高校でサッカーをやっていて、3年の夏に引退しました。冬の選手権まで続けることもできたけど、そうしなかったのを後悔していて。その悔しさとか、当時気づかなかったことをここで描いてみようと思いました」ときっかけを語ってくれた。

「この映画は女子マネージャーが主人公なんですが、マネージャーが一番近くで、ずっと『がんばれ』って叫んでいてくれたと思います。当時はまったく気づいていなくて。でも、それが部活だと思うし、同じ3年間の部活でもプレイヤーとはやっぱり違うというか。マネージャーは『報われない』。僕のように時間が経ってから気付くこともあるんじゃないかと」。

映画祭での上映について、「部活という社会の中で生きている一人一人の視点が入り乱れているので、誰かに共感してもらえたり、誰かの思いを想像しながら見てもらえたらうれしいです」と佐藤監督は話し、女子マネージャーを演じた堀も「映画祭では世界各国の作品が上映されます。そのなかに『ガンバレとかうるせぇ』があってドキドキしています!」と笑顔で語った。

「ガンバレとかうるせぇ」はブリリア ショートショートシアターで2月14日(土) 16時35分から上映される。【東京ウォーカー】

注目情報