2015年で17回目を迎える、雪とろうそくの祭典「小樽雪あかりの路」。国内外での認知されるようになり、近年の来場者数は50万人前後で推移している。今や「さっぽろ雪まつり」に続く、冬の北海道の風物詩へと成長した。
同イベントは10日間にわたり、のべ12万本のろうそくの明かりで小樽の街を照らし出し、幻想的な空間を演出する。
同時期に開催される「さっぽろ雪まつり」とは対照的に、“参加型”で“手作り”であることにこだわりを見せる。
町内会や各種団体をはじめ、中国や韓国からの海外ボランティアも迎え入れ、スノーキャンドルやオブジェを一緒に制作。総勢約2000人のボランティアスタッフの“温かいパワー”によって、イベントが支えられている。
メイン会場は手宮線会場と運河会場に分かれており、手宮線会場には柔らかな光の“スノートンネル”を設置。運河会場には、小樽運河の水面に揺らめく200個の“浮き球キャンドル”が来場者をもてなしてくれる。
イベント期間中は市内各所でさまざまな催しが行われ、雪あかりのオブジェ作りや、バックヤードを巡るツアーといった参加体験型イベントも実施される。幻想的な明かりに囲まれる、小樽の夜をぜひ体感してほしい。【北海道ウォーカー】