博多座の「二月花形歌舞伎」で染五郎が十役に挑戦!

九州ウォーカー

2月4日(水)から26日(木)まで、福岡市博多区下川端町にある博多座で「二月花形歌舞伎」の公演が行われる。

演目は、三代目市川猿之助(現・猿翁)が1979年に164年ぶりに復活上演した幻の作品「伊達の十役」。

御家横領を企む仁木弾正(にっきだんじょう)の物語を軸に、善悪男女の十役を四十数回の早替りと宙乗りで見せるスペクタクル大作だ。今回この十役を演じるのは、市川染五郎。他にも片岡孝太郎や市川右近、尾上松也なども出演する。

公演初日前日には、櫛田神社(福岡市博多区)で節分大祭「豆まき神事」が行われ、市川染五郎をはじめ、歌舞伎役者12人が参加した。

例年、二月歌舞伎の役者はこの神事に参加しているが、役者全員が参加することは珍しいとのこと。スーツ姿の花形たちがステージに上がると、集まった約2000人の観客からは拍手と歓声が上がった。

豆まき神事後は、全員で川端商店街をゆっくりと博多座まで練り歩き、二月歌舞伎公演をアピールした。

2月14日(土)は、5年ぶりに復活したスペシャルトークナイト「KABUKI NIGHT Vol.9」が開催され、出演者から公演の見どころや、ここでしか聞けない裏話などを直接聞くことができる。

また同日の昼の部では、「バレンタイン・デー スペシャルイベント」と題し、抽選で出演者に直接チョコレートを渡せるイベントも開催される。【福岡ウォーカー】

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