写真家・宮澤正明が捉えた「伊勢神話」とは?

東京ウォーカー(全国版)

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2月22日(日)まで、宮澤正明の写真展「伊勢神話への旅」が蔦屋書店2号館の1階にあるギャラリースペースで開催されている。2月5日(木)、それを記念してトークショーが行われ、ゲストには宮澤の友人である阿川佐和子が登場した。

2005年に、伊勢神宮より遷宮の撮影許諾を取り、6万点にも及ぶ作品を奉納。その集大成が、日本初の4Kドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~」と、写真集「遷宮」である。

広告やファッション誌などを幅広く手掛けてきたが宮澤は、「この10年はとにかく伊勢に没頭しました」と作品への思い入れを語る。

「2000年前と変わらぬ風景が、現代もここにある。“生ける神話”を写真に収められたら素敵だと思い、テーマを“伊勢神話への旅”に決めた」そうだ。

伊勢神宮の中では、さまざまな制約があったという。「三脚がダメなら一脚をとか…長い棒を使って5m上空から撮影したこともありましたが、さすがに怒られました(笑)」と、撮影の苦労話も語った。

阿川は、「自然に心から敬意の念を抱き、号泣しました」とドキュメンタリー映画への感想を述べた。作中では、12人の著名人にインタビューを行っているが、伊勢神宮に直接関わる者は少ない。

「伊勢信仰とは、自然そのものに敬意を抱くことなのではないかと思い、伊勢にあまり関わりのない人たちを選びました」という宮澤。結果、内容は信仰だけではなく、伊勢の生態系にまで及ぶものになっている。

「まずはお世話になった伊勢の方々へ恩返しをしたい」という宮澤の思いを受け、1月31日に三重県で公開をスタートし、その後、全国で上映している。

写真家、宮澤正明が魂を込めた作品に触れれば、2000年前から続く「伊勢神話」の重みがひしひしと感じられるはずだ。【東京ウォーカー】

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