谷川俊太郎、小山登美夫ら80人以上のアーティストが参加する、国内最大規模の地域アートイベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」が3月7日(土) から3月29日(日)まで、東京・阿佐ヶ谷全域で開催される。
同イベントは、美術を柱に音楽・文学・映像・舞踏・デザインなど多様な表現と、「阿佐谷七夕まつり」で有名な阿佐ヶ谷の街がコラボレーションを目指すもので、主に3つのプログラムから構成される。
ひとつめは、著名アーティストらによるアートカンファレンス。村上隆や奈良美智を輩出するなど、現代アートの第一線で活躍する、小山登美夫による「西欧アートフェア事情」。美術評論家の小倉正史による「日本の現代美術」。
そして、東京都内で開催されている地域アートイベントの関係者を招き議論を行う「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020 東京オリンピック文化村構想を企む」が行われる。
阿佐ヶ谷の“文化発信プロジェクト”としてのイベント「ザムザ阿佐ヶ谷 総合芸術ウィーク」も目玉のひとつ。
阿佐ヶ谷在住80年になる現代詩人・谷川俊太郎とその息子、谷川賢作による「詩の朗読と音楽」。阿佐ヶ谷に事務所を構える爆笑問題や日本エレキテル連合などが所属する芸能プロダクション、タイタンによる「タイタン漫才ライブ」。阿佐ヶ谷アニメストリートに出店する「あにめ座バロックカフェ」がプロデュースするアイドルグループ・ASガールズによる「アイドルG8 in阿佐ヶ谷」などのラインアップが組まれている。
最後に紹介するのは、地域アートイベントらしい展示企画。大友克洋の「AKIRA」をマット・グレイニングの「ザ・シンプソンズ」のキャラクターと設定に置き換えて、作品を再現するバーキラ・プロジェクトによる「BARTKIRA EXHIBITION IN TOKYO」。
作家、イラストレーター、アーティストとして幅広く活躍する D[di:] の個展「The Pretty ASENCION “S”」。実験映画作家・太田曜が主催し、360°GRAPHICSの伊丹裕などが参加する「映像+実験映画祭」といった多彩なプログラムを用意している。【東京ウォーカー】