プロ農家のこだわりが光る!オーガニック八百屋カフェ

関西ウォーカー

関西エリアでは、オーガニック野菜を扱った個性的なカフェのオープンが相次いでいる。2014年秋頃から盛り上がりを見せており、本格的な“八百屋カフェ”ブームに発展しそうだ。

2014年10月、神戸・三宮に有機野菜が店頭に並ぶダイニングカフェ「ROOF TOP MARKET」、同年11月には、大阪・北浜にコールドプレストジュースのカフェ「ノースショア」がオープンした。

注目したいのが、京都・北白川にある“オーガニック八百屋カフェ”の「スコップ・アンド・ホー」。同店のオーナーである井崎敦子さんの素材に対するこだわりが強いのだ。

それもそのはず。井崎さんは、プロの有機栽培農家の育成を目的とした「同志社有機農業塾」の第1期生で、今もスコップと鍬を手に無農薬・無化学肥料の野菜を生産している。

井崎さんは「塾生の仲間の多くがプロになったこともあり、自分たちの畑で作る旬のおいしいオーガニック野菜を毎日食べていました。そんな環境の中で生活をしてきたので、お店のイメージも自然に固まりました」とオープンのきっかけを教えてくれた。

また、「若い農家さんが育てているオーガニックの野菜は、味がいいのはもちろん、とても“美しい”のが特徴です。この季節ごとの旬の野菜を皆さんに楽しんでほしい」と熱い思いを語ってくれた。

同店のおすすめメニューの一つとして、オーガニック野菜を使った日替わりランチ(920円)が挙げられる。

例えば、沖縄県や北陸地方などで食べられている車麩を肉の代わりとして使っている「車麩の竜田揚げ」は、表面はカリッとしており、中はモチモチ、味噌との相性も抜群!もちろん付け合わせのレタスをはじめ、雑穀米や野菜のポタージュなど、野菜本来の味が楽しめる。

さらにカブや人参のフライ、自家製の醤油麹を使った野菜の炒め物、季節野菜の漬け物など魅力的な料理が盛りだくさん。

店頭には、同じ農業塾で学んだ“プロ農家”が作った野菜の他、井崎さんが厳選した各地のこだわり新鮮野菜が並ぶ。野菜以外にも珍しい商品があり、手作りの「黒みそ」は、大豆の代わりに自家製オーガニックの黒豆を贅沢に使って仕込まれている。ふらっと立ち寄るだけでも思いがけない発見があるはずだ。【関西ウォーカー】

※「Walker47」大阪府大阪市エリア地域編集長の記事から一部抜粋、再構成したものです

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