誕生30周年を記念した事業展開で、お台場の実物大ガンダムやシャアのブログ開設など、話題を集めるガンダム。従来のファン層から熱烈な支持を得ているこれらの取り組みがある一方で、新しいファンを獲得しようという動きも見られる。
その1つが、ケータイのガンダム30周年記念サイト上で無料配信中の“待ち受け”だ。4月いっぱい配信されている「シャア専用3倍待ち受け」は凝ったつくりでファンを魅了した。5月からは、なんと“ヴィトン風”のモノグラムの待ち受け画面を配信するという。
「30周年をきっかけに従来のファン層のみならず、F1層(20〜34歳の女性層)にも新しくガンダムの魅力を伝えていこうと、企画しました」とは、バンダイナムコゲームス・NE事業本部の山本理恵さん。“連邦”と“ジオン”のマークを用いたお洒落なモノグラムの待ち受けを、2種類ずつ用意するという。
気になる内容は、“連邦”では白地に「ガンダムの顔」や「シールド」、「ハロ」などのカラフルなモノグラムが表示され、その中のハロが拡大して最後には「LOVE GUNDAM」というピンク色の画面が表示されるというスタイル。
一方の“ジオン”では、茶色地にゴールドで「ザクの顔」、「ジオンの紋章」や「クラッカー(ジオン軍の手榴弾)」が施されている。こちらも、「クラッカー」が徐々に拡大して最後には「LOVE GUNDAM」という画面になるという仕様だ。
従来のガンダムでは想像しにくかった、モノグラムを用いた“お洒落なガンダム”という新しいイメージへの試み。盛り上がりを見せるガンダム30周年をきっかけとした、さらなる新規ファン開拓への取り組みに期待したい!【東京ウォーカー/中道圭吾】