やまと骨董市で唯一無二のアイテムと出会う!

横浜ウォーカー

古き良き時代をただ懐かしがるのではなく、最近では実用性も兼ね備えた趣味として人気が高まっているのが骨董品収集。

今では、愛好家やディーラーが集まる骨董市が、全国のいたるところで開催されている。

その中でも、出店店舗数300店以上、出品数やアイテムの種類の多さで群を抜くのが「やまとプロムナード古民具骨董市」だ。

地域商業の活性化を目的として地域商店会や行政の協力のもと、1998年4月に第1回が開催された。

現在でも、小田急線と相鉄線の大和駅を中心とした東西のプロムナードで、毎月第3土曜日の朝6時から夕方16時まで、多くの人々で賑わっている。

出品アイテムは、書画、陶器、玩具、古銭、時計、和装、着物などさまざま。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような景色が東西プロムナードに広がる。

最も出店数が多いのは着物関連の商品を扱う店で、全店舗の約3割を占める。驚くのはその種類の多さとリーズナブルな価格。

着付け方法、寸法直し、生地のリメイクやアレンジもアドバイスしてくれるので、ビギナーでも安心だ。

欲しいアイテムがない時は、気軽に要望を伝えてみよう。次回までに仕入れてくれるそうだ。

それ以外にも個性的な店がずらり!時計職人だった店主がこつこつと蒐集したお宝時計や、レアな切符、記念入場券などが並ぶ鉄道アイテムの店、希少な記念コインを廉価で販売する古銭商など、マニアでなくても思わず足を止めてしまうラインアップだ。

東南アジアの民芸品や西洋アンティークなど、海外のアイテムにも注目を。水牛の角から作られた東南アジアのフィギュアは、どれもかわいらしく若い女性を虜にしている。

また、白磁に図柄を描き、焼き付けた陶板画は、永遠に変色しない繊細な色合いが魅力。18世紀なかばにヨーロッパで生まれた技法で、長年、マニアには愛され続けている。

こちらはちょっと高めの金額設定だが、油絵と違ったその美しい絵柄は、見ているだけでも楽しい。

第3土曜日は「やまとプロムナード古民具骨董市」に出かけてみよう。時が経つことでしか醸し出されることのない唯一無二の骨董品との出会いは、日常に刺激をきっと与えてくれるはず。

東側プロムナードの特設ステージでは、バンド演奏などの趣向をこらしたイベントも行われている! 【横浜ウォーカー】

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