昨年の式年遷宮を経て「おかげ参り」で盛り上がる伊勢神宮。かつて江戸時代、伊勢神宮(三重県)と出羽三山(山形県)は、「「西の伊勢参り」と「東の奥参り」」といわれ、伊勢神宮を「陽」、出羽三山を「陰」と見立て「対」を成し、一生に一度は必ず成し遂げねばならない、という習慣があったと言われている。
この言い伝えになぞらえ、3/29、FDA山形~名古屋便の運航再開1周年を記念して「山伏ジェット」により山形から小牧空港に、山伏修行を体験した女性40名(予定)が白装束で降り立つ。そしてここから山伏たちは伊勢に向かうという。すっぴんな状態をあらわす白装束で伊勢参りに来る山形女子を歓迎しよう! (3/27)
そして、3/29(日)山形からの白装束女子を乗せた「山伏ジェット」が名古屋空港に降り立った。あいにく朝からの小雨により空港ロビーでのお披露目となったことで、大勢の白装束姿であふれたロビーは一般利用者からも注目を浴びていた。参加者の中からインタビューに応じてくれた女性は、出羽三山の修行で引き締まった気持ちのまま山形からの伊勢参りにかける意気込みを語ってくれた。いまや飛行機のおかげで山形も1時間で行ける。今後はもっと気軽に伊勢だけでなく東海地方に遊びに来てくれることを期待するとともに、東海ウォーカー読者には、「名古屋から山形へ」も観光プランの1つとして考えてみてはいかがだろう。一生に一度の出羽三山で山伏修行の旅、ことしのゴールデンウィークで計画してみては?!(東海ウォーカー)