漫画家の松本零士さんが銀河鉄道999のデザインを施した“デザイン列車”が5/1(金)、豊島園駅でお披露目された。
10:49に豊島園駅にデザイン列車が到着すると、待ちわびた多くのファンから歓声が。さらに11:30に、大泉学園在住の松本さんが電車に乗って現れ、今回の電車の特徴を説明。招待された地元の幼稚園児とともに記念撮影を行った。
「銀河鉄道999を38歳から描いてきましたが、今回、現実の列車に絵を描くことができて本当にうれしい。西武池袋線は沿線に多くの友人が住み、仕事でも行き来する自分の“血管”のようなもの。その路線を今回のこの列車が走るのだから感無量です」とメーテルと車掌さんのフィギュアの前で松本さんは挨拶。自身がデザインした列車を感慨深げに紹介した。
練馬区の名誉区民である松本さんが「子供たちの夢に出てきそうな電車を走らせたい」という思いで実現したこの企画。メーテルや鉄郎、車掌さんなどがダイナミックにデザインされ、車掌の制帽にしっかり西武鉄道のマークがデザインされるなど、細部にまでこだわったデザイン。6両それぞれ異なるイラストなので順々に見ていくのも楽しい。先頭車両には車掌さんとメーテルが描かれ、前から見ても迫力がある。
この日は10:30からは豊島園駅前で先着1000名に同列車のペーパークラフトが無料配布され、式典の後、11:50に臨時列車として豊島園駅から池袋へ出発。車内では松本さんが車掌を務め、「このまま宇宙に飛んでいって、池袋ではなくアンドロメダへ着いてしまうかもしれません」と車内アナウンスするなど、乗客を楽しませていた。
この列車は西武池袋線、西武秩父線、豊島線、狭山線をランダムに運行する予定。GWに登場した新しい観光列車として、人気を呼びそうだ。【東京ウォーカー】