GW初日、お天気に恵まれたこともあいまって、新宿や銀座などの繁華街には大勢の人があふれた。中でも初日に1200人が列を作った「FOREVER 21」や、ローリーズファームなどの人気ショップが入った「コレクトポイント原宿店」など新ショップが続々オープンしている原宿は、“今もっとも人が集まる街”として有名だ。というわけで、原宿に一体どれほどの人がいるのか、実際に行ってきた。
午後1時、JR原宿駅へ。駅からすでに人があふれ、改札までゆっくりと列をなして進む状態。駅でこうならば原宿はすごいことになっているのではないかと、一抹の不安を感じる。なんとかして改札を抜けると人口密度が減り、ほっとするが、表参道で再び足が止まり、またしても列のような状態に。もはや前の人を追い越すのは困難な状況だ。
オープンしたての「FOREVER 21」の列は、明治通りから表参道まで約250人。山口から来たという18歳の女性は、「2時間待ちと言われたのであきらめました。東京にはあまり来られないので他に行きたいところもあるし。H&Mはそんなに並んでいないのでそっちに行こうかな」と肩を落とした。
隣の「H&M」でも約80人が列を作った。こちらは回転率がよく、長く待たずに入れる印象。しかし、両店舗の前は出入りする人と通行する人が混乱、一時に身動きのとれなくなることも。
一方で、意外と落ち着きを見せていたのが「コレクトポイント」。店内では数十人が買い物を楽しんでいたが、場所が渋谷寄りの明治通り沿いなこともあり道幅も広く、人通りは通常の土日の変わらない。セレクトショップのような大型店をイメージさせる店内は、ゆったりと買い物できる広さがうれしい。埼玉から来た20代カップルは、「男女で一緒に落ち着いて買い物ができるところがいいですね」と笑顔で話した。
竹下通りは小学生や中学生の姿や親子連れで混雑。カラフルなアクセサリーや価格帯が安めのアパレルブランドが多く入った「SoLaDo原宿」には、多くの女子中学生の姿が。同施設内にあるスイーツ食べ放題「スイーツパラダイス原宿店」は1時間待ちの行列ができるなど、人気の高さを証明した。
ファッションの新名所が集まり、見どころいっぱいの東京・原宿。明日、あさってもさらに人が増え、ますます混雑しそうだ。【東京ウォーカー】