歌舞伎俳優・市川海老蔵と中村獅童が企画した六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」の大阪での上演が決定。先行した東京公演と同様、脚本に宮藤官九郎、演出には三池崇史といった豪華な顔ぶれが揃う。公演日程は8月15日(土)~23日(日)、オリックス劇場で行われる。
4月20日(月)に京都市内で取材会を開いた海老蔵は、歌舞伎初挑戦という三池の演出の印象を尋ねられると、「奇をてらうことはNGだと逆に監督がおっしゃった。歌舞伎の王道として観れる、新しい歌舞伎というのがコンセプトで、(監督は)歌舞伎をしっかり理解されていました。むちゃくちゃ(王道の)歌舞伎なんですよ。稽古も楽しかったです」と話した。
同作は、昨年1月に海老蔵と獅童が共演した際、「新しい歌舞伎の時代を築くために、2人で何かしたい」と意気投合して完成した新作。かつて故・中村勘三郎から「海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるぐらいのことをやってほしいね」と言われていたことから、“地球投げ”をヒントに挑んだとされる。【文=関西ウォーカー編集部】