沖縄県内最大規模を誇る商業施設「イオンモール沖縄ライカム」が、沖縄・北中城村(きたなかぐすくそん)に4月25日(土)、グランドオープンする。その直前となる4月21日、関係者や報道陣らを対象とした内覧会が行われた。
「イオンモール沖縄ライカム」は、米軍施設泡瀬ゴルフ場跡地に開かれた広大な土地に建つ大型商業施設。観光立県・沖縄の特色を活かし、県内外、さらに、国外から訪れる観光客が十分に南国・沖縄を満喫できるリゾートモールになっている。
内覧会では、はじめに、1階正面ホールに設置された沖縄美(ちゅ)ら海水族館監修の大水槽「ライカムアクアリウム」の除幕式を実施。「ライカムアクアリウム」は、102トンの水槽の中に30種類、約1000匹もの沖縄近海魚が優雅に泳いでいる様子を見ることができる、国内の商業施設の中では日本最大の水槽だ。沖縄美ら海水族館の管理運営を行っている沖縄美ら島財団理事長・花城良廣氏は、「海の多様性を見ていただきたい。イオンモールの物語がこの水槽で生まれるように期待しています」と挨拶した。
1階から5階まで、面積約7万8000平方mもある店舗フロアには、沖縄初出店の店舗70店を含め約220の店舗、シネコン、銀行、コンビニ、書店などが入居。屋外には、4000台の無料駐車場、太平洋を望むステージ、ガソリンスタンドなどが完備されている。地元沖縄の人々や観光客が1日中滞在しても存分に満喫できそうだ。
開放感溢れる吹き抜けの建物内には、服飾雑貨、衣料品店、フードコートなどさまざまなジャンルの店舗が。1階にある「FOREVER 21」は、世界中に店舗を置くアメリカ・ロサンゼルス発のアパレルショップで、今回が沖縄初出店。女性が好むオシャレなファッションアイテムをはじめ、水着などリゾートシーンで活躍できるアイテムも豊富に取り揃える。
3階にある、レザーブランド「kissora(キソラ)」は、日本の職人が作る革製品が人気のブランド。全国7店目の直営店として、九州・沖縄エリア初出店となる。店内に工房を設け、沖縄限定カラーのバッグや小物を販売していく。
グルメでは、全フロアにバラエティーに富んだ飲食店がズラリ。沖縄料理をはじめ、パスタ、ステーキ、寿司などが味わえる他、中華料理や韓国料理、タイ料理など多国籍フードも。飲食用の客席が全館で2400席も用意されている。
他、ヤシの木で南国ムード漂う1階エントランスエリアには、沖縄の物産や特産品がそろうショップ、レンタカーの受付や外貨の両替が可能なカウンター、イスラム圏の観光客向けの祈祷室など、旅の途中の観光客に便利な施設が充実。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる「イオンスタイル」は、2階から4階の広いエリアにかけて、アンパンマングッズ、かりゆしウェア、沖縄風の柄が施された雑貨、県内46酒造所の泡盛などを提供する。
5階からは近隣の街並みや太平洋が眼下に広がる絶好のロケーションが臨める。夕陽をバックにした「ライカムステージ『スカイ』」や、子どもたちが思い切り遊べる「ライカムキッズパーク」もあり、カップルや家族連れでもゆったりと過ごせる。
4階の映画館「CINEMA RYCOM」は、1403席、9スクリーンのシネマコンプレックス。4Kプロジェクターを導入して、これまで以上にクリアな映像も観賞可能に。館内は、シックでモダンなデザインで大人な雰囲気を演出し、まるでショッピングエリアのリゾート空間から、一気に映画の世界へと足を踏み入れたようなムードになっている。
小さな島・沖縄に誕生した東南アジアを代表するリゾートモール「イオンモール沖縄ライカム」。館内の2つのステージを使って、365日毎日イベントを展開する。地元沖縄の人は日常的に利用し、観光客は沖縄や日本、アジアをより一層に感じられる、これまでにないショッピングモールだ。【東京ウォーカー】