北海道占冠村の「星野リゾート トマム」では5月16日(土)から、2015年の「雲海テラス」の早朝営業がスタートする。期間は10月13日(火)まで。
今年で10年目を迎える「雲海テラス」。トマム山のゴンドラ山頂の標高1088mに作られたテラス空間では、眼下にダイナミックに広がる雲海を眺めながら、スペシャルな“朝の時間”が満喫できる。
そもそもトマムの雲海は、特殊な地形的条件と様々な気象条件によって生み出される特別な自然現象のため、いつも見られるとは限らない。発生確率はシーズンを通して約30~40%と、“奇跡の絶景”と呼ぶにふさわしい景色なのだ。
まさに、見られたらラッキーな雲海。だが、その奇跡の瞬間を目撃しようと年々来訪者は増加し、昨年までに10万人以上が登頂した。
「雲海テラス」へは、乗り場であるトマム山山麓のリゾートセンターからゴンドラで13分、空中散歩を楽しむうちに、あっという間に到着。
テラスには「てんぼうかふぇ」が隣接しており、温かいスープやマフィンなどの軽食、そして雲海に見立てたふわふわのクリームを乗せた「雲海コーヒー」(500円)などのドリンクで、早朝の時間をもてなしてくれる。
また、雲海ゴンドラの乗車券がはがきになっており、テラス設置の雲海ポストに投函(とうかん)すると無料で郵送できる「思い出ポストカード」というサービスも実施する。
さらに、6月からは、広大なパノラマを眺めながら澄んだ空気と朝日でリフレッシュできる「雲海ヨガ」や、軽登山が楽しめる「トマム山登山」がスタートするなど、自然豊かな環境ならではのプログラムで楽しませてくれる。
雲海の発生確率やテラスの営業状況は天候により左右されるため、前日にホームページでのチェックがおすすめ。神秘的な風景に出合えることを信じて、ちょっと早起きをして出かけてみてはいかがだろうか。【北海道ウォーカー】