ゼロカロリーなどの商品販売が好調で活気付くコーラ飲料市場。その“コーラ好き”に向けた新たな商品が登場する。キリンビールが7/8(水)より全国で発売するアルコール飲料「キリン コーラショック」がそれだ。
この商品、まずコンセプトがおもしろい。ズバリ「大人の夜コーラ」。「不景気で閉塞感がある中、『刺激や発散』を求めるお客様に“ビリッとくる”新しいコーラのお酒を出そうと。調査ではコーラの時間帯別では18時から就寝までが多かったので、“大人の夜コーラ”として開発しました」(キリンビール商品開発担当者)。
その“ビリッとくる刺激”をどこで表現しているかというと、まず炭酸が強い。同社のチューハイ「氷結」シリーズと比べて約1.5倍の高炭酸で、アルコールを入れるとどうしても弱くなるコーラの“シュワシュワ感”をきっちりと再現している。
さらに、オリジナルのコーラフレーバーを使用することで、家庭でコーラとアルコールをブレンドするとどうしても薄まってしまう“コーラ感”をしっかりと出しているのだ。
「事前の調査では、コーラ好きの方は飲みやすくて、コーラの味がきちんと出たアルコール飲料を好む傾向があったんです。ですので家庭では再現が難しい、“詰めモノ”にしかできない味わいを追求しました」(同開発担当者)。
記者も実際に飲んでみたが、ひと口目は「これコーラじゃん!」というもの。アルコール分5%で、しっかりとウォッカが入っているはずなのに、さほどアルコールが感じられず、非常に飲みやすい印象だった。ふた口目以降でウォッカの風味を感じたものの、これならお酒がさほど強くない女性でも問題ないだろう。
この「キリン コーラショック」、ターゲットは20〜40代の男女で、年間で100万ケースの販売を見込むという。CMでは黒木メイサさんが“コーラショック・ウーマン”として、刺激的な商品特長と大人らしいブランドの世界感をアピールするという。
夏に向けて、RTD(低アルコール飲料)市場に新たに登場するこの“コーラのお酒”。リフレッシュしたい時や刺激が欲しい時に、ぜひお試しを。【東京ウォーカー】