8月8日(土)から10月12日(祝)まで、JR九州では“幻の客車”で特別なスイーツコースを楽しめる「JRKYUSHU SWEET TRAIN 或る列車」を運行する。5月8日(金)から乗車券の予約が開始、一般発売は6月8日(月)からとなる。
「或る列車」とは、1906年に九州鉄道がアメリカのブリル社に発注した、豪華客車「九州鉄道ブリル客車」のこと。
当時、日本で最も豪華な設備を備えていたが、九州鉄道が国有化されたため、活躍する機会がなかったという、まさに“幻の豪華列車”だ。
復活する同列車は、世界的な“鉄道模型の神様”といわれた、故・原信太郎氏による模型をもとに、「ななつ星 in 九州」を手がけた水戸岡鋭治氏がデザインと設計を担当する。
車内で楽しめるスイーツは、東京・南青山のレストランNARISAWAのオーナーシェフ、成澤由浩氏がプロデュース。
自然環境をテーマにした料理を作り続ける成澤氏が、九州の食材を使ったレシピ考案の他、調理クルーへの指導や食器の選定も行う。
また、エイチ・アイ・エスでは、最高級の列車の旅と共に、極上の湯治と料理を取りそろえたプラン「QUALITA オリジナルツアー ~由布院・日田・天ヶ瀬~ 3日間」を発表。
“由布院御三家宿”として名高い、山荘無量塔、亀の井別荘、由布院 玉の湯のいずれかに宿泊できる他、豊後の3大温泉の一つ、天ヶ瀬温泉もツアーに組み込まれる。
耶馬溪(やばけい)の渓流と奇岩が造り出す自然の風景を味わい、さらには水戸岡氏が手がけた観光列車「ゆふいんの森」で、大分県の雄大な自然も堪能したい。
関サバや関アジ、ハモなど、九州の食材を使った料理が提供される。豪華な宿泊と食事で彩る列車旅を楽しんでみては。【福岡ウォーカー】