5/19(火)から24(日)の6日間、三越日本橋本店で「文化人・芸能人の多才な美術展」が開催される。
この美術展がスゴイのは豪華すぎる出展者。なにしろ政界からは麻生太郎首相や福田康夫前首相、さらには安倍晋三元首相などがズラリ。芸能界からは北野武さんや所ジョージさん、美川憲一さんなどの大御所から、中川翔子さんや人気グループ「w-inds」の橘慶太さんまで、個性豊かな出演者がそろう。
もっとも気になる麻生首相の作品は「天下為公」の書。古代中国の経書で、礼記の一説にある為政者の政治理念を説く言葉で、大同の世界を建設する、という意味があるとか。“漢字が読めない”と言われもする首相だが、美しく書かれた漢字を見ることができる。
スケールが大きいのは引田天功さんの絵。自身が3年の時間を掛け完成させた200号の大作「不死蝶」は、金、銀、真珠、ルビー、サファイヤ等の粉砕粉を使用し表現した銀河をベースに、数百匹の蝶が描かれたもの。展示方法にもこだわり、壁面の色や音楽等、イリュージョニストとしての空間演出を初公開する。
同展は創作意欲を広く一般に伝える目的で始まり、今年で第11回目。チャリティーグッズの販売やチャリティーボックスを各会場に設置し、その収益や投入寄金を文化財の保存活動支援に役立てられているという。
90人もの豪華な著名人が約200余点の作品を出品する今回の美術展。まさに“一芸は万芸に通ず”的な、著名人たちの隠れた才能を堪能しよう。【東京ウォーカー】