北海道小麦100%!ホテルのパン&スイーツが人気

北海道ウォーカー

虚偽表示や輸入農産物の農薬残留などの問題により、食の安全に対する関心が高まる昨今。消費者ニーズに合わせて、北海道の各地でも安全・安心な“北海道食”を推進する地産地消への取り組みが盛んになっている。

そんな中、北海道・札幌のホテル、京王プラザホテル札幌の1階にあるペストリーブティック ポピンズでは、パンとスイーツに使用する小麦を、北海道産小麦に全てチェンジした。

食感、甘味、風味など、北海道産小麦の持ち味を引き立てるためにレシピや製法も改良。安全・安心な“メイドイン北海道”のパンとスイーツを5月1日から販売している。

「北海道では、小麦の品種改良や技術向上により、パンの製造に適した小麦が収穫されるようになり、品質も優れています」と同社のブーランジェは語る。豊かな香りと甘みが生まれる小麦、もちもちとした食感が生まれる小麦など、その種類も多彩で、小麦を組み合わせて使うことで、個性豊かな品々ができあがった。

なお、パンとケーキ(一部ギフト商品を除く)が、オール北海道産というのは、札幌市内のホテルでは初だという。

今回のリニューアルでは、弾力性に優れた十勝産の小麦を主に使用。

ソフト系パンや調理パンは、「ゆめちから」100%の超強力粉や「きたほなみ」を使用。卵と砂糖との相性が良くふわふわの食感に仕上がっている。また、バゲッドなどのハード系パンは、強い甘味が特徴の「はるきらり」100%や、「キタノカオリ」「春よ恋」「ホクシン」の3種類のブレンドにより、香ばしい一品に。

一方、スイーツは、細かく挽いた「きたほなみ」を使い、きめ細かくしっとりとした生地を実現。その他、自家製酵母を使ったバゲッドや季節のスイーツなど、作り手の思いがこ込められた品々が並ぶ。

消費者に安全・安心で美味しいものをと丁寧に作られたパンとスイーツ。“北海道食”の持つ可能性を改めて感じさせてくれるはずだ。【北海道ウォーカー】

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