5月30日から10月4日(日)まで、北海道上川町と旭川市にある3つの庭を会場にした「北海道ガーデンショー 2015 大雪」が開催中だ。
メイン会場の「大雪 森のガーデン」(上川町)、自然の姿が残る「大雪山国立公園」(上川町)、北海道ガーデンの代表格「上野ファーム」(旭川市)と、大雪山系の石狩川流域にある3会場で、里から天空へと続く、美しくダイナミックなガーデンエキシビジョンが繰り広げられる。
札幌ドーム約3個分という広大な「大雪 森のガーデン」では、雄大な自然を楽しめる体験型ガーデン「デザイナーズガーデン」が展開。新進気鋭の若手建築家、世界のショーガーデンで活躍するガーデンデザイナー、音から庭をデザインしていくサウンドデザイナー。個性豊かな招待作家3名の作品を見られる。
他にも、100件以上の応募から選ばれた6つの「コンペティションガーデン」、ガーデンデザイナーの上野砂由紀さんと高野ランドスケーププランニングのコラボ、花と森の庭など、見ごたえがあるものばかり。
人の手が入らない原始の姿が残る「大雪山国立公園」では、約200種類の高山植物や野草が季節ごとに姿を変える、ひと味違った“自然の美”を楽しめる。
また、「上野ファーム」では、北海道らしい雄大さをテーマにした「ノームの庭」を2016年の完成に先駆けてプレ公開する。
期間中「大雪 森のガーデン」では、イベントも多数開催。国内外のガーデンデザイナーによる講義やワークショップの他、マルシェやヨガ、カフェなど、夏から秋にかけて北海道を満喫するのにぴったりな内容となっている(詳細は公式HP参照)。
自然や文化、風土、営みと一体となり、その土地独自の美しさを見せてくれるガーデンショー。初夏から秋までの4カ月間、季節の移ろいによって変化する景色は、訪れるたびに感動を与えてくれるはずだ。【北海道ウォーカー】