ラーメン激戦区・新宿の最新トレンドは、カレーラーメン。ことしに入り専門店が続々登場し、先月オープンの「麺屋ここいち」には開店初日から行列が。一方、30数年前からカレーラーメンを販売し続けている店も発掘。新旧3店を食べ比べてみた。
ことし8月オープンの「麺屋ここいち 新宿小滝橋通り店」(東京都新宿区)は「カレーハウスCoCo壱番屋」のカレーラーメン専門店で、愛知県に4店舗を展開し関東初出店。「よくばりカレーらーめん」はカレー専門店のルーをベースに、トンコツと煮干しスープが隠し味。スープはコクとまろやかさのバランスがいい。シメはライス(中・別料金160円)を投入しカレー雑炊にできる。
青山の人気店が5月、新宿に進出した。「かれー麺 実之和 新宿御苑前店」(東京都新宿区)の「赤いかれー麺(辛口)」は香辛料と特製香油入りで、辛党の人に人気。スパイスと上質の鶏ガラだけを秘伝のレシピで調合したスープは、ドロリとした濃厚さ。汗が出るほど激辛で、太めの麺と絡み合う。具の豚しゃぶもうまい。
最後は創業33年、激戦区になるはるか昔から新宿西口で営業する老舗「札幌ラーメン大富」(東京都新宿区)へ。レトロな店内で味わう太縮れ麺の「カレーラーメン」は、どこか懐かしく飽きのこない味。豚、鶏、カレー粉がベースのスープで意外にあっさりしている。丼を半分ほどおおう、薄焼き卵のトッピングが珍しい。
今回3店舗を実食したが、どこも特製のカレースープが麺とよくなじんでいる。この“うま辛さ”ぜひ食べ比べて。【東京ウォーカー】